贈る言葉

3月と言えば、卒業のシーズンです。

私は、週に1回、ボランティアで地域の寺子屋学級に参加しています。放課後の小学校の教室を借りて、ボランティアの大人たちが、子供たちの勉強をみたり一緒に遊んだりして交流をはかるというものです。一応は子供たちに教えるということになっていますが、こちらが学ぶことの方が多いです。

 

そこで、卒業する子供たちに何かできないかとボンヤリ考えていたら、あることが突然思いつきました。

昔、自分が小学校を卒業した時に知っていたらきっと役立っていただろうと思うようなことを文章にして贈ったらどうかと思ったのです。

同時に、丁度良い言葉も一緒に思いつきました。

 

それは、アメリカで有名なディーパック・チョプラ博士という心と体の医師が自分の子供たちに、4歳頃からかけていたという言葉です。

この言葉を知ったのは、少し前なのですが、世の中にはすごい人がいるものだと感動したのを覚えています。

 

それは、以下の言葉です。

『君たちには、生計を立てることについて決して心配してほしくないんだ。もし、大きくなって君たちが生計を立てることができなかったら私が出してあげるから心配しないでほしい。

 学校でいい成績をとることに集中しないでほしい。学校で一番になることや、一番いい大学に行くことにも集中しないでほしいんだ。

 私が君たちに本当に望んでいることは君たちがどうしたら人類に貢献できるか、独自の才能とは何なのかを自問することに集中することだ。

 なぜなら君たち一人ひとりが他の誰ももっていない独自の才能をもっていて、他の誰ももっていない独自の表現方法をもっているからだよ。』

 

これは、子育てをする親の言葉だとずっと思っていました。

しかし、子供たちに贈ろうとまとめている時に、あることに気づきました。

 

これは、自分たちを見守っている、大いなるもの(自分たちを創造したもの)が、自分たち一人ひとりに向かってかけている言葉なのではないか!ということです。

そう言われてみれば、確かに心当たりがあるように思います。

いろいろなことを経験した今では、実感できることが少なからずあります。

小学校の頃にこの言葉を聞いていたら、その後の人生に何かしらの変化があったかもしれませんが、その時点では、これほどの実感は得られなかったと思います。

おそらく、この言葉を伝えたチョプラさんは、この実感があったので、自信をもって、子どもたちに伝えることができたのではないかと思います。

結果的に、子どもたちは、みな、一番の学校に進学し、一番の成績を取り大学在学中に、経済的自立を果たしたそうです。

 

この言葉は、生きているすべての人へのメッセージであり、真理ではないかと思うのです。

あなたは、どう思いますか?

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