新型コロナ感染対策まとめ-ワクチン接種の考え方

最近、新型コロナ感染症予防対策のためのワクチン接種についての相談を受けることが多くなりました。

そこで、私の考え方を整理しポイントをまとめてました。

世の中には非常に多くの情報が氾濫しております。日々の仕事で忙しい中すべてを吟味することは大変だと思います。

そこで、基本的な考え方、その出典を整理しまとめてみました。

時間が節約でき、満足度の高い判断をするための参考になりましたら幸いです。

 

まずは、一番の基本的なことから。

ワクチンの効果

A.ワクチンを接種した人の発症を予防する効果がある。

B.ワクチンを接種しても、感染を防ぐ効果は不明。(注1)

(現時点では評価されていない=データ上証拠がない)

=ワクチンを接種しても自分自身が感染する確率は減らない。

=ワクチンを接種しても、周りの人を感染させる確率は減らない(周りの人がワクチン接種していてもいなくても)。

つまり、自分及び周囲の人への感染を防ぐ効果は認められていない(注5)

 

以上のことを考慮した時、

私達一人ひとりができる感染予防・発症予防のためにできるのは以下の通りと考えます。

 


(注1)
(出典)

ファイザー社のワクチンについて|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

・新型コロナワクチン予防接種についての説明書 setsumei.pdf (funabashi.lg.jp)

適正使用ガイド (pfizer-covid19-vaccine.jp) (Cf.9ページ)

 

(注2)(出典)

Study to Describe the Safety, Tolerability, Immunogenicity, and Efficacy of RNA Vaccine Candidates Against COVID-19 in Healthy Individuals – Full Text View – ClinicalTrials.gov

 

(注3)(出典)

https://youtu.be/yrSDUrDbdo8(COVID-19ワクチンの緊急使用許可と特例承認)

新薬の承認に関する情報 (pmda.go.jp)(79ページ/108)

 

(注4)(メリットとデメリットを評価するための参考情報)

・新型コロナ発症リスク(日本:年齢別)

https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000790442.pdf

10代以下における累積患者集:重症0、死亡はゼロである。

20代では累積患者数:    重傷0,死亡7名である。

ほとんどが60代以降である。

・ワクチン接種後の副反応リスク(10-20代における心筋炎、心膜炎の発症リスクなど)

https://rumble.com/vinnqp-31336945.html

 ・河野太郎大臣のコメントについて

河野太郎さんの「ワクチンデマについて」について – YouTube

 

(注5)(参考:感染予防効果に対する今後の見通し)

 「現時点での感染予防効果は認められていません」→今後は?

 ①PCR検査の信頼性:

PCR検査自体、本来は研究用に作られたものであり、感染症を調べる目的で作られていません。(遺伝子の一部に反応して増幅するため、感染していない人に感染原因と関係ない似た遺伝子が付着していると、誤って陽性反応を出してしまうことがあるので→無症状の陽性者が実際に感染しているかどうかは明確には言えません。検査方法を発明しノーベル賞をもらったキャリー・マリス博士自身、生前、感染症のチェックに使用しないよう警告しています。)

→すでに臨床症状のある人に行うというのが、最低限の使用方法でしょうか?

②ワクチンの感染予防効果を評価するために:

ワクチンによる感染予防効果を確認するためには、ワクチン接種前に予め感染していないことを確認した対象者を、ワクチン接種群とプラセボ(偽薬)接種群の2群に分け、接種後一定期間後に再度感染確認をし、両群の感染者数を比較する必要があります。

③感染確認には現時点ではPCR検査がスタンダードになっている:

ある集団全員をPCR検査することは現実には物理的にかなり困難です。

また、①でも述べたとおり、症状のないケースでの信頼性はかなり落ちるので、もし全数でPCR検査ができたとしてもその結果の信頼性はかなり低いため、感染確認にPCR検査を現在の運用方法で行うことはそれ自体問題があると考えます。

 

以上①~③の理由より、現時点、今後においても感染予防効果の評価は難しいと思われます。

メーカー、厚労省は、今後臨床データを蓄積し検討予定だと言っていますが、

時間がたつにつれて、ワクチン以外の要因(例えば、マスク、外出制限、変異種など)の影響が複雑に入ってくるので、評価は更に困難になると思います。

もし現時点で、少しでも感染予防効果があるならば既にデータを公表しているはずである(しかし実際には公表していない)ことを考えると、たとえ効果があったとしてもかなり小さいものだと思います。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です