不登校の理解・解決のために-第4回目【子供の理想的な精神的発達過程について】

今回は、第4回目【子供の理想的な精神的発達過程について】についてお伝えします。

一般に6歳までに、絶対的な安心感、愛情を受けることによりその後自立心が育つと言われています。この時期は、ちょうど少学校に上がる時期でもあり、この頃から、まとまった時間親から離れる経験をするようになります。そして自分で考え、判断することが増えていきます。

一方で、この過程は生物学的に脳の発達過程とよく一致しています。

人間の脳には、大きく分けて進化の順に、生存脳(脳幹ー爬虫類脳)、愛情脳(大脳辺縁系ー哺乳類脳)、思考脳(大脳ー人間脳)の3種類があると言われています。

つまり、

生存脳(爬虫類脳)発達段階:生命的な危機を避け、安心感を得る。

→愛情脳(哺乳類脳)発達段階:愛情を受ける。

→思考脳(人間脳)発達段階:自分の頭で創造的に考える。6歳以降、小学校入学。

それぞれの段階において必要な経験をしてから次の段階へ進むことで脳は理想的な進化を遂げると言われています。この流れは、子供が精神的発達を遂げる際に必要なことと、その順番を簡単に示していると思います。ただし、育つ環境が皆異なるため、それぞれの段階の期間は皆バラバラです。よって忠実にその人に適切な期間を予測することはできません。親は子供の状況を常に確認し、今の大体の段階を評価し、何か問題を感じる場合、少し前の段階に戻って様子を見るなどの試行錯誤が必要だと思います。

参考までに、躾についてですが、十分に愛情を受け、愛情脳が十分発達することで、躾をスムーズに身につけさせることができると言われています(逆に言うと、愛情脳が不十分だと、躾をするのが困難になるということです-十分に子供に対して愛情(無条件の愛)を与えた後に、少しずつ、指導していくというイメージでしょうか?)。

 

これから子育てをするという方は、これを参考にすれば良いと思いますが、すでにこの時期を過ぎたという方は、手遅れなのでしょうか?決してそんなことはありません(対応の仕方についてはこの後説明します)。

 

次は、この精神的発達過程で不十分な過程がある場合、どのようなことが起こるのかについて説明します。

第5回目【精神的発達過程の中で不十分な過程があるとどうなるか?】に続きます。

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